和歌の世界
since 2014.1.3 この頁は2014年05月29日に更新しました。
うれしきを何につつまむ唐衣たもとゆたかにたてと言はましを(古今・雑上・詠み人しらず)
うれしい気持ちを何に包みましょうか。唐衣の袂をもっとたっぷりと裁断しなさいといえばよかったなあ
今だったら、「うれしさを」というところでしょうか。
うれしい気持ちを何に包みましょうか。うれしい気持ちに満たされた、すてきな時間。
あなただったら、何に包みますか。
ここでは包むのが唐衣、というのがポイントで、
晴れ着の美しさ、それを着る晴れの場の華やかさ
何においても豊かな晴れの場で、こころいっぱいのうれしい気持ち
それらを包むような唐衣の袖
と想像して
・・・・・・もっと大きく裁てといっておけばよかったわ。(にっこり)
と思うわけです。